介護について

 今回は、介護についてブログを書きたいと思います。

いつかは迎える介護、親の介護や自分自身の介護と高齢化社会には、避けて
通れない世の中になってきています。

現在、苦労されている方もいらっしゃるかもしれませんが、これからという
方も事前に介護の事情を知っていただき今後の参考にしていただけると
幸いです。

まず下の図は、介護保険の要介護(要支援)の認定者数の推移です。

 出典:厚生労働省ホームページ介護保険事業状況報告

年々、右肩上がりで、認定者数が増えています。

団塊の世代の多くが、75歳を迎える2025年以降には、更に介護保険の認定者は
増えていくと考えられます。

公的介護保険制度で、要介護認定を受けた方の約9割が75歳以上です。

高齢のご夫婦だけでなく高齢の子が親を介護する「老老介護」も懸念されています。

出典:厚生労働省ホームページ介護保険事業状況報告

出典:厚生労働省「令和元年国民生活基礎調査」

生命保険文化センターによると介護期間は、平均5年1カ月(61.1カ月)という
統計結果が出ています。

出典:生命保険文化センター

また誰に介護してもらうか?ですが、イメージされている方も多いと思いますが
同居の家族に介護してもらうという結果が出ています。家族への身体的・精神的負担、経済的な負担を考慮する必要があります。

出典:厚生労働省「令和元年国民生活基礎調査」

実際に身近な人が介護になった場合の費用はどのくらいかかるのでしょうか?

出典:生命保険文化センター2021(令和3)年度「生命保険に関する全国実態調査」

一時的な費用が平均74万円、月々の費用が平均8.3万円とデータがあります。
結構費用がかかる事がわかります。

では先々のリスクとしてとらえた場合、どの様に備えたらいいでしょうか?

いくつか方法があると思いますが代表的な方法を解説致します。

<一般的な例>
① NISAやiDeco等を活用し、資産運用を行う。
② 雇用延長や再就職等長く働く。
③ 民間の介護保険を利用する。

その他にも方法はあると思いますが、先のリスクへの備えを行っていけば
介護リスクに備える事ができます。皆さまも介護対策早めにやっていきましょう。

 CFP 児美川 崇弘