アフターコロナを見据えての株式投資

新型コロナウイルスの世界経済への影響はリーマンショックの比ではなく、
1929年の世界恐慌に匹敵するとみられてます。
当時の株式市場は米国の株価指標でみると恐慌前の水準に戻るまで25年かかってます。
ただし、当時に比較して今回は大規模な金融緩和などもあり、株価の戻りも早いとみられます。
また、このような状況の後には社会構造がそのまま元に戻るのではなく、大きく変化しています。

今回のコロナショックでも新しい社会構造、生活様式が生まれると思います。 5月4日に厚労省より新型コロナウイルス感染症専門家会議からの提言を踏まえた、 「新しい生活様式」が提言されました。

その提言のひとつである働き方の新しいスタイルとして、テレワークやオンライン会議があり、 既に実践されている会社も多数みられます。

このテレワークというスタイルは新型コロナ終息後も継続して採用される可能性が高いと思います。

友達が働いている会社では、テレワークそのものの環境があったのですが、
実際には少人数での対応を想定した設備環境などだったりで、 いざ、全社的に動かしてみると、当初は通信速度など支障をきたしているとのことで設備増強をしたとの声も聞きました。
現在の状況では、週に1回会社に出社して、その他は在宅で勤務とかもよくある例だと思います。
そのような働き方が新型コロナ終息後も通常の仕事スタイルとなっている可能性が高いです。

また今のテレワーク環境はとりあえずということで、セキュリティ面からは万全ではないということも言われてます。

今回緊急事態宣言解除となったあとにも、第2波、第3波が訪れるの可能性も高とも予想されており、 会社及び自宅でのネット環境をより良くしておくことが求められると思われます。

このような環境下では、オンラインによる仕事を支援するような企業の伸びが期待出来ます。
関連銘柄にはいろいろあると思いますが、今回のブログでは私が一番注目している会社についてご紹介したいと思います。

それは 銘柄コード3774 「インターネットイニシアティブ」(略称 IIJ)という会社です。
この会社は日本で最初にインターネットを商用化した会社です。
会社紹介ページによるとIIJのサービスは現在、大手企業や官公庁を中心に約12,000社の法人に導入されており、 各業界のトップ10企業に対するサービスの浸透率は、80%以上とのことです。
個人向けサービスではスマホのSIMフリーの事業で個人向けインターネットサービス「IIJmio」というものをやってますが、 会社全体としては売上の8割以上が企業向けサービスですので、名前を知らない人も多いかもしれません。
そこは、逆に投資のチャンスであるとも言えます。

先月、会社より下記のような発表がありました。
2020年4月23日のプレスリリースより抜粋
特に2018年12月に提供を開始したIIJフレックスモビリティサービスには、
高い通信品質で快適にテレワークしたいというニーズが強く、 2020年4月20日時点の契約デバイス数累計は5万台超と、 2月末時点と比較しておよそ2.5倍となっています。3月にお申し込みいただいたデバイス数は、 前月までの月平均の申し込み数と比較して約9倍に増えるなど、 お客様の急激な需要の増加が顕著にあらわれています(図1)。
同時にIIJフレックスモビリティサービス トラフィックも、2月後半から、3月、4月と、 倍増するペースでピークが増えており、企業におけるテレワークの導入が急速に進んでいると推測されます(図2)。
https://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2020/pdf/ras.pdf

興味がある方は、是非会社のホームページを見てみてください。
https://www.iij.ad.jp/ir/
くれぐれも実際の投資は自己責任でお願いします。

                           CFP 磯野正美