e-Taxによる確定申告が便利に

年の瀬が近づき確定申告の準備の時期となってきました。
私も、個人事業主として毎年確定申告をしています。
従来の私の確定申告の方法は、国税庁のウェブサイト「確定申告書等作成コーナー」で作成し印刷、そして税務署に持参して、控えに受領印を貰って帰ってくる。
という方法です。
申告書は郵送でも可能ですが、税務署での受付の時に添付書類、押印など、形式確認を行ってもらい受領されるという安心感から毎年持参しています。

インターネット等を利用して電子的に確定申告をするe-Taxを利用すると、添付書類の貼付作業なども不要になるメリットはあるのですが、e-Taxを利用するにはマイナンバーカードとICカードリーダライタを準備するというハードルがありました。
わざわざ確定申告のためだけに、ICカードリーダライタを購入する(4000円程度)こともないかと思い上記のような申告方法でした。

ところが、来年の申告分からこのICカードリーダライタが不要となる「ID・パスワード方式」という e-Tax制度が新設されました。

この「ID・パスワード方式」を利用するには、事前に運転免許証などの本人確認書類を持参のうえ税務署を訪れて、IDパスワード発行依頼を行います。
すると、後日、このような
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「ID・パスワード方式の届出完了通知」が届くので、
そこに 記載されたe-Tax用のID・パスワードを利用して、「確定申告書等作成コーナー」から確定申告書を作成送付が出来るようになります。

このように事前に一度税務署に行く必要はありますが、添付書類不要のメリットは大きいと思いますので、来年の確定申告ですは、この制度を利用して確定申告する予定です。

みなさんも、確定申告が必要な方は、利用を検討されてみてはいかがでしょうか。

また、2019年1月からは、確定申告書等作成コーナーがリニューアルされて、パソコンを保有されてない人向けにスマートフォン・タブレットに最適化したデザインの画面を利用して、所得税の確定申告書が作成できるようになります。
1.スマートフォンで作成した申告書は、「ID・パスワード方式」を利用してe-Tax送信が可能。
2.スマートフォン・タブレットに最適化したデザインの画面を利用して、所得税の確定申告書が作成できるようになる。スマートフォン専用画面は、年末調整済みの給与所得者(1ヶ所からの支払いのみ)で、医療費控除やふるさと納税などの寄附金控除を適用して還付申告を行う人用。なお、スマートフォン専用画面を利用出来ない人については、パソコンと同様の画面がスマートフォンに表示。

平成30年確定申告書特集(準備編)—国税庁ホームージ

2018年12月 CFP 磯野正美